大規模修繕工事で必要な5つの工事内容
愛知県名古屋市・尾張地域のアパート&マンションのオーナー様へ
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アパート・マンション大規模修繕専門店 TB styleです。
今回は「大規模修繕工事で必要な5つの工事内容」を解説します!
大規模修繕工事は、建物の経年劣化を補修するための工事です。建物は、年月が経つにつれ外壁をはじめ設備などが劣化していくことは避けられません。そのため、定期的な点検を行い不具合や故障の早期発見に努める必要があります。大規模修繕工事も、定期的に行うことで住人の安全や建物の劣化を防止し、機能を回復させることができるのです。この記事では、大規模修繕工事の工事内容を解説していきますのでぜひ参考にしてください。
大規模修繕工事の工事内容
大規模修繕工事は準備だけでも1~2年位、工事の完了までに2~3年位を要する大きなプロジェクトです。ここでは、外壁の塗装やタイルの補修、防水工事といった実際の大規模修繕工事の内容について詳しく見ていきましょう。
●仮設工事
仮設工事には「直接仮設工事」と「共通仮設工事」があります。
「直接仮設工事」とは、大規模修繕工事を行うために必要な足場の設置のことをいいます。建物の周りに足場を建て、その周囲をメッシュシートで覆います。工事中の塗料飛散防止や、資材などが外部へ落下するのを防ぐために行います。また、工事中も安全に通行ができるよう出入口や通路の頭上には防護棚を設置したり、侵入者対策として防犯カメラやセンサーライトを取り付けたりします。実際の工事に入る前には、生活される住人や建物周囲の安全を守るため、この他にもさまざまな安全・防犯対策を講じます。
「共通仮設工事」では、主に現場事務所や作業員の休憩所、資材置き場、仮設トイレなどの仮設設備を設置します。仮設設備で必要な電気や水道などのインフラやインターネット環境、事務所で必要な電話・コピー機・パソコンなどの機器を備える工事も含まれます。
●下地・タイル補修
下地補修は、コンクリートの躯体部分に生じたひび割れなどの劣化部分を補修する工事です。外壁タイルは、耐久性が高い外壁材ではありますが、メンテナンスフリーではありません。
まずはじめに建物の天井や壁などを目視や打診により診断し、状態を確認します。同じひび割れでも気候の変化により発生したものと、構造に由来しているものでは補修方法も変わってきます。代表的な補修方法としては、ポリマーセメントペーストやエポキシ樹脂をひび割れに充填する工法があります。また、状態によってはひび割れに沿って溝を作りシーリング材を充填する工法もあります。補修の際は症状を見極め、適切な補修方法を選択し、施工ができる知識と経験が求められます。
また、タイル貼りのマンションでは、タイルの状態の確認も必要です。タイルにはひび割れや欠損に加え、タイルが下地から浮いてしまう「浮き」という症状が現れることがあります。浮きが進行すると壁からタイルが剥がれ落ち、通行人に危害を及ぼしかねません。タイルの浮きには接着剤を注入し、下地との密着力を補う工法が一般的ですが、広範囲の場合や下地に手直しが必要な場合には貼り直しをします。
●シーリング工事
シーリング工事とはサッシ廻りや外壁、タイルの目地などに使用されているシーリング材を新しく打ち替える工事です。ゴム状のシーリング材は、劣化すると防水性や気密性が失われていきます。シーリング材が劣化し隙間ができると雨水などが建物内部へ侵入し、漏水が発生したり、建物の劣化を進めてしまいます。シーリング材は、接合部分の材質に合った種類を選ぶことがとても大切です。外壁やサッシ廻りのほかにも手すりの支柱などシーリング材は様々な箇所に使われているます。シーリングは一般的に10~15年が経つと打ち替えの時期になりますが、工事を行う際には足場が必要になりますので、大規模修繕工事の際に一緒に施工をしておきましょう。
●外壁塗装・鉄部塗装
主な塗装工事には「外壁塗装」と「鉄部塗装」の2種類があります。どちらも美観を高めるだけでなく、塗装工事をすることによって風雨や汚れからコンクリートや鉄を保護する効果があります。塗装前には長年の汚れや錆を丁寧に除去し、目的に応じた塗料を使って仕上げをします。
外壁塗装工事では、まず塗装面の状態を確認するため、下地と塗膜の付着力を検査します。付着力が一定以上の場合には、上から塗料を重ねますが、付着力が弱くなっている場合には、一度塗膜をはがして塗り直しを行います。外壁が塗装の場合、現状の色を塗り変えることも可能な場合があるので、新たな気持ちで生活できるというメリットもありますね。
鉄部塗装工事では、錆や腐食を防止するため錆止め塗装を塗布します。鉄製の扉や階段、メーターボックスの扉などが対象です。サンドペーパーなどを使い丁寧に錆を除去するのが大切なポイントです。この作業を丁寧に行うことで錆びの再発を防ぎ、塗料との密着性を高めることができます。下処理をした鉄部には錆止め、中塗り、上塗りと塗装を重ね美観を高めます。
●防水工事
建物の劣化を防ぐためには、雨水などがコンクリート内部へ侵入するのを防止することが大変重要です。防水工事では、屋上や外階段、バルコニーなど風雨にさらされている床面を中心に防水処理を行います。また、屋上やルーフバルコニーは、劣化が進むと居室内への漏水に繋がりやすい場所となるため、住人の生活を守るためにも定期的なメンテナンスを行うことをおすすめします。屋上の防水工事では、アスファルトやウレタン、塩化ビニル樹脂シートなどの防水素材を使用します。それぞれに特性がありますが、劣化の状況や既存の防水層との相性を見て施工方法を選定します。
開放廊下や外階段、バルコニーについては、塩化ビニル樹脂シートやウレタン防水が多く用いられています。塩化ビニル樹脂シートは豊富なカラーやデザインがあり、選択するデザインによって印象の変化を楽しむことができます。また、バルコニーの場合は、防水工事をする際に足場が必要になりますので、大規模修繕工事の際に一緒に施工をするのが経済的です。
TBstyleでは、計画段階からアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
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