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アスファルト防水の種類と特徴

大規模修繕の豆知識 2022.10.20 (Thu) 更新

愛知県尾張地域のアパート&マンションのオーナー様へ

いつもお世話になっております。

アパート・マンション大規模修繕専門店 TB styleです。

今回は「アスファルト防水の種類と特徴」についてお話していきます。

マンションの屋上の防水工事において、「アスファルト防水」という工法を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

アスファルト防水とは、その名の通りアスファルトを利用した防水層のことなのですが、正確には2つの工法があり、溶融したアスファルトを使用した熱工法と改質アスファルトシートを貼り付ける二つの工法があります。

さらにその中でもシートの貼り付け方にも種類があり、トーチ工法と呼ばれるものと粘着剤で貼り付ける冷工法があります。

下記のほうなイメージです。

アスファルト防水
 ┗熱工法
 ┗貼り付け工法
  ┗トーチ工法
  ┗冷工法

それではそれぞれのアスファルト防水について詳しく解説します。

1.アスファルト防水

こちらはアスファルトを加熱溶融し、ルーフィング類を貼り付ける工法になります。

硬化までの時間が早く、施工後早い段階で防水機能を発揮することができます。

このルーフィングに押さえコンクリートと呼ばれる仕上を行い、防水層をコンクリートで保護します。

 

2.改質アスファルト防水

改質アスファルトと呼ばれる、通常のアスファルトより性能の高いものを使用します。

この性能の高さはゴムやプラスチックのような合成高分子材料を組み込むことで実現しています。

この改質アスファルトは通常ものより性能が高く、少ない層で防水層を作ることができるため、柔軟性、施工性に優れます。

トーチ工法

改質アスファルトを原料としたシートで、裏面をトーチバーナーと呼ばれる大型バーナーであぶって貼り付ける工法です。

冷工法 

シートを、裏面に付いているゴムアスファルトの粘着材で貼り付ける工法です。
砂の付いたシートで仕上げる露出仕上げが多いです。

アスファルト防水の特徴

熱工法は溶融したアスファルトの異臭や煙が発生します。
さらにアスファルトの溶融温度は220℃を超えるほど高く、近隣への環境問題や作業員の火傷などの危険性があります。
トーチ工法はあぶり不足などの施工不良による早期劣化や雨漏りなどの不具合が生じやすいという特徴があります。

このようにアスファルト防水といっても細かな違いが存在します。

しっかりと違いを理解して、自分の建物に合った形がどれなのかを判断しましょう。

 

TBstyleでは、計画段階からアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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